あなごです。
最近口座からやたらお金が減ってくなと思って、数か月ぶりにクレカの請求の内訳を確認したんですよね。
なぜあんまり確認してなかったのかというと、薄い本の印刷代や推しイベのガチャ代やらがあったのでどうせそれなりに消費してんだろうって思ってたからですね。
ただ、先月のクレカの請求額がやけに高くて、流石にん?て思ったんですよね。
怯えながら今月引かれる予定のクレカの明細を確認したところ…。
AMAZON WEB SERVICESってなんぞや。
そんなにAmazonで買い物したっけ。
この明細を確認した時は年に一度のブラックフライデーもまだでしたね。
頭をかしげながら、一応他の月の明細額も見てみたんですよ。
あン?
天才のあなごはひらめいた。
もしかして:
AMAZON WEB SERVICES
……いや……まさか……ね?
嘘でしょ?
さすがに怖くなったので久々にAWSにログインして請求書を見ました。
ちなみにこの画像は今月11月2日分の引き落とし額ですね。
950ドルは計算したら約14万……か……
インフルでもないのにとても寒気がしたので他の月の請求も確認しました。
そしたら、湧き出てくる請求の数々……。
AWSからのあなご宛てへの請求額はこんな感じでした。
9月1日 - 2023年9月30日 USD 919.64(約13万) ➡10月3日支払い
10月1日 - 2023年10月31日 USD 950.30(約14万) ➡11月2日支払い
11月1日 - 2023年11月30日 USD 673.73(約9万)(11/22時点で) ➡12月支払い予定
クレカの支払いは来月なので、
つまり、10月に既に12万引かれてて、今月末に13万引かれてる予定で、来月には14万引かれる予定…?
もしかしなくてもこれから50万以上失う予定…てコト?
ん?まてよ
既に失われた12万だけで推しゲームの天井余裕でいけるやん。
iPad pro買えるやん。
まって。
助けて。
私のなけなしのマネー返して。
ちなみに他の方には焦って「40万失った」とお話してしまったのですが、冷静になって日付をよーく確認したらその時点であなごの口座から失われていたのは12万でした。
これから25万損失する予定なのには変わりねーけどな!ガハハ!
……いや良くないが?
カスタマーサポートに土下座
焦っていたあなごは、頭の悪そうな文章でサービスの停止とデータベースの削除のやり方を教えてほしい、そして請求されてしまった分の返金をお願いしたいとカスタマーサポートにメッセージを送りました。
また、返信待ちの間にこの件について某エンジニア特化SNSにスクショ付きでひっそりとツイートしたところ、IT知識に強い方々に色々な助言を頂くことが出来ました。
(これに加えてサブネットやスナップショットも沢山あったんですがスクショ取り忘れました…。 )
cost explorerとbilling見て何に課金されてるか調べましょう
なんて?
見てもさっぱりわからん。
強いて言うならAurora MySQLというものが原因そうなことはわかる。
アナゴ、MySQLなら知ってる!
プログラミングスクールで見た!
しかし、思い出せない。
MySQLやポスグレのためにherokuを使用したことは覚えている。
そういえば、herokuにたどり着く前に、AWSの使用がいいよって誰かにおススメされたような……?
ちょっと思い出してきたぞ。8月ぐらいにAWSの登録だけはしたような気がする。
関係ありそうなスクショも全部上げてみました。
皆さんは何がおかしいのか分かりますか?私は分かりませんでした。
しかしプロの方々はこのスクショを見ただけで色々と分かってしまうようで、様々なご意見を頂戴することが出来ました。
料金の大半はus-east-1にあるr5.2xlargeのクソデカAuroraインスタンスによるものなのでとりあえず消してください
そもそもRDSには無料枠あるはずだが?なぜそんな強いインスタンスが!?
……どうやら有識者でも驚くレベルのヤバめのインスタンス(r5.2xlarge)を使ってるらしい。
ついに私は特級呪物とんでもないものを知らぬ間に生み出してしまっていた様子。
ちなみに削除方法は分かりにくいですがAWSドキュメントにちゃんと載ってます。
docs.aws.amazon.com
docs.aws.amazon.com
今回は、某SNSの方々やカスタマーサポートからアドバイスを頂き、稼働していたAurora DBインスタンスやDB、スナップショットやバックアップ、サブネット諸々目についたものをすべて削除することで、ひとまず課金を止めることができました。
このとき気を付けたいのは、DBを一時停止させるだけだと7日後にまた再稼働してしまうので意味ないということです。必ず中身のインスタンスを削除してからDB削除しましょう。
DB関連の削除が済んでもバックアップ等が残っているとそこから課金は発生しまうため、困ったらカスタマーサポートに確認して全ての機能が削除できているのか聞くのが早そうです。
反省会会場
プログラミングスクール(RUNTEQ)のカリキュラムでAWSに触れた時とは違う触り方をしたんですよね。
ポートフォリオを作るときに、とりあえずデータベースではMySQL使いたいなと思ってよくわからないままAWSの登録をしたのを今更思い出しました。
そんでもって、後から調べて分かったんですが、AWSからの請求メールは自分で[請求設定]のページから設定しないと届かないみたいなんですよね。
なるほど、これは気づかない。これはマフィアの手口
それでは、請求書の内訳をもう一度みてみましょう。
Relational Database Servisceの項目に含まれているAmazon Relational Database Service for Aurora MySQL(Amazon RDS)というのが主な元凶みたいですね。
これだけ聞いてもちんぷんかんぷんなので、調べたことをまとめていきます。
そもそもAmazon RDS(Relational Database Servisce)とは
Amazon RDSとは、Amazon RDSはAWS上で提供しているリレーショナルデータベースのこと。
オンプレミスでデータベースサーバを構築する際に必要となるサーバの購入・設定、OSのインストールなどの煩雑な作業をすることなく、利用契約後すぐにデータベース構築が可能。
RDSで使用できるデータベースエンジンは、
で、よくわからないけどAWSでMySQLが使えるんだな!という軽いノリで登録してしまったところ、
Amazon Auroraという謎のデータベースサービスを使ってしまっていたんでしょうね。
いやぁ、無知って怖いですね。
こういう甘い言葉に惑わされやすい人が詐欺とかで騙されるんですね。
このAurora MySQL、実は標準的なMySQLの5倍の速さがあるようです。
詳しいことはこのページの解説がわかりやすかったので確認して頂けると。
Amazon Auroraの月額料金とその内訳
下のページに載ってます。文章が難解すぎてさっぱりわかりませんでした。
他のまとめ記事を読むと、Amazon Auroraで大雑把に費用がかかるポイントは下のようです。
使用するインスタンスによって料金がかなり変動するようので、AWS公式の見積もりツールを使って計算するのが安全なようです。
カスタマーサポートとの事情徴収のやり取りのついでに、今回の件の見積もりツールでの金額計算の仕方を尋ねてみました。
今回の11月1日~22日の料金に関してはこの内容で見積もりフォームに入力すればいいようです。
・Region: US East(N.Virginia)
・Aurora MySQL-Compatible
・Aurora MySQL Cluster Configuration Option: Aurora Standard
・Node: db.r5.2xlarge 数量:1
・Utilization 525 Hours/Months
・Instance Family: Memory oprinized
・Pricing Model: OnDemand
インスタンス周りの計算だけで導き出されたのが下の計算式でした。
1 instance(s) x 1.16 USD hourly x 525 hours in a month = 609.0000 USD
これで選択してみると11月の時にかかった料金は約609USD(約89,374円)になりました。
これにI/Oにかかる料金やスナップショット代やバックアップ代などが加わってくると今の料金に近づくのではないでしょうか。
今回稼働してた「b.r5.2xlarge」はコアアカウント4、vCPU8、64GiB(メモリ)、1時間当たり1.16 USD(訳170円)かかる強めのインスタンスだそうです。
これがどれくらい強いインスタンスなのかは実際にデータベースを使用していないためよくわかっていませんが、24時間稼働で4000円以上かかるぐらいに値段が強いことだけはわかりました。
値段知ってたら絶対使わないインスタンスだと思うので
本当に無意識なんです!信じてください!
プログラミング初心者でAWSを始める方へ伝えたいこと
「無料で開始する」という甘い言葉に騙されてはいけません。
(※誤解のないように言っておくとスクロールするときちんと無料利用枠への案内は出てきます)
(※デスクトップ版の方が無料利用枠への案内はわかりやすいです)
まあ私みたいなアホはプログラミングスクール生を集めても10人に一人もいないと思いますが、AWSを取り扱うときは料金体系を調べて理解してから使用した方がいいです。本当に。
AWS無料利用枠のページから入ったら課金せずに済んだのでしょうか。怖くて試してないのですが。
そんでもって、もし有料でAWSで使用する場合は、[請求設定]の項目で請求書メールが来るようにした方がいいと思いました。
アラートも設定できるみたいなので、一番最初に設定しておきましょう。本当に怖いので。
請求設定の仕方については↓こちら。
従量課金のサービスを使う時、お金あまり出したくないなら課金体系を把握してからやったほうがいいね
ハイ・・・
私自身もAWSについてまだまだ知らないことが多いので、機会があったらもっと深堀してみたいですね。
AWSに関しては本当に知識甘ちゃんなのでご指摘等ありましたら宜しくお願いいたします。
(12/14 追記)
AWSカスタマーサポートさんの対応で、既に支払い済みの12万円はクレカ経由で返金、請求が来ている13万円も帳消しして頂けるとのことでした。
圧倒的感謝……!!